レザークラフトレザーの小物には、動物の温かみがあります。使うほどに艶や味が出てきて、長く使えます。三味線や太鼓、ランドセルなど、普段理解はしていても、意識していないところでも革は使用されています。私の祖父はアザラシの革でかばんを作って生計を立てていました。今でも残っているかばんは宝物です。動物に感謝しながら、革を大切にしたいですね。 |
スポンサードリンク 天然レザーと合成レザー動物の皮膚を生のまま、または鞣(なめ)したものを皮革(ひかく)、レザーと言います。 20世紀に入るとクラリーノやエクセーヌといった人工の皮革(合成皮革とも言います)が登場しました。 うさぎなど、体毛も利用するものは毛皮と言います。動物の皮膚をそのまま使用したものを皮、皮膚の毛を除去し、鞣したものを革と言います。 一般的には、生の皮だと、硬くなったり腐敗します。そのため、皮を柔らかくして皮革として利用するための加工を鞣しと言います。 植物性のタンニンが使用されてきましたが、現在はクロムなどの化学薬品の鞣しが多くなりました。 タンニン鞣しは、型崩れしにくく丈夫で、吸湿、吸水性が良く、染色に優れています。 使う程に味が出てきますが、高コストになります。 クロムによる鞣しは、タンニン鞣しに比べて熱に強く、柔らかい仕上がりで、水を弾きやすいという特徴があり、低コストです。 環境問題の視点から、タンニン鞣しが見直されるようになってきました。 レザーの種類牛タンロー牛革のタンニン鞣しのろうけつ用です。レザークラフトに最も使われているレザーで、カービングがきれいに映えます。成牛タンロー、仔牛タンロー、ドイツカービングレザーなどがあります。 サドルレザー鞍(サドル)を作るためのレザーです。ヌメ革とも呼ばれます。染色もカービングもできます。3ヶ月〜半年に1回、オイルを塗り、汚れは消しゴムで落とします。 リオショルダー美しい最高級のヌメ革です。芯通しの染めで、コバ仕立てに最適です。 アメリカンオイルオイルを染み込ませたタンニン鞣しの牛革で、カービングの仕上がりもきれいです。専用のクリーナーで汚れを落とします。動物性のオイルを使用します。 山羊革、羊皮山羊革はローケツ染め、スタンピングなど幅広く使用されます。やや硬めのレザーで、タンローは高級感のある仕上がりになります。羊皮も断熱効果が高く、衣服など幅広い用途で、きめが細かくなめらかなレザーです。 豚革豚のシボ(しわ)をいかしたレザーで、牛革のように厚いレザーは作れません。豚特有の毛穴の模様があります。靴の内革、ランプシェード、レザーフラワーによく使用されます。 鹿革カジュアルなネイティブアメリカンのアクセサリーやバッグなどに使用されます。 カンガルー最近牛革に代わって需要が増えたレザーです。軽くて丈夫なので、スパイクシューズや革つなぎなどのスポーツ用品に使用されます。 うさぎ柔らかい毛皮で、バッグや洋服、耳あてなどに使用されます。 コードバン馬のおしりにあたるレザーで、ウォレット(財布)や名刺入れ、ランドセルの裏側に使用されます。 スエードバッグや衣類の裏地、ブーツに使用されます。埃がつきやすいのでよくブラッシングをし、汚れたらスプレー式のクリーナーをかけ、ブラッシングをして汚れを落とします。 その他象、ポニー、パイソン、サメ、ワニ、アザラシなどのレザーがあります。 合成皮革布に樹脂などを付着させて天然のレザーの風合いに似せたものを言います。天然のレザーに比べて劣化が早いのですが、手入れが簡単です。 レザークラフトの材料材料の購入材料は、レザークラフトの専門店やホームセンターで購入します。キットには、レザーや金具、説明書などが入っていて、工具を揃えればすぐに作ることができます。革は既にカットされているものが多く、時間の短縮にもなります。本格的に始めようと思ったら、道具もいろいろ揃えなければならないので、道具を揃えながら、持っている道具の範囲で少しずつ始めるのが良いです。カービングなどの練習目的のキットもあります。そういう点でキットは助かります。 型紙レザークラフトのテキストブックに載っています。洋裁の型紙も使えます。 皮革牛タンロー、山羊革、豚革など、用途や仕上がりに合わせて選びます。 芯材布ワッペン、硬質ゴム、バイリーン、スライサー、ボンテックスなどがあります。持ち手には手ひも芯、半月スポンジ芯などがあります。 刻印ベベラなどカービング用の刻印やスタンプ調の刻印があります。職人によるカービングの入った革細工は、高値で取引されます。 接着剤皮や金属用の接着剤、芯材や裏地用ののりなどがあります。 保護剤防水スプレーや汚れ落とし、皮の状態を長持ちさせるコンディショナーなどがあります。ホームセンターでも入手できます。 工具スーベルカッター、刷毛、ハトメ抜き、打ち具、打ち台、レース針、手縫い針、やすり、はさみ、ペンチ、パンチ、ハンマー、広口エンマ(口金押さえ)など 仕上げ剤艶出しやマット仕上げ、アンティーク仕上げなど、質感を出します。 その他両面テープ、紙ひも、ファスナー、染料、筆、ミシン糸、ラップ、鉄筆、トレーシングペーパー、サンドペーパー、皮革コンパス、金具、硬化剤、柔軟剤、ミシン、コンチョなど レザークラフトの作り方レザーバングルの作り方5mmの革を輪になるようにコンパスで切り出します。へり落としで角を落とします。トコノールという硬化剤を塗ってこすってできあがりです。余った革はコースターなどに使います。 名刺入れの作り方皮革の裁断をします。裏革を接着するため、接着剤を塗ります。裏側から全体にローラーをかけて、密着させます。ケースの入り口側にねじ捻で飾りの線を入れます。入り口側を面取りし、染料で色を差します。フノリ、トコノールなどで磨きます。表面と裏面を接着するために、裏側の周囲にサンドペーパーをかけます。サンドペーパーをかけた部分にボンドを塗り、接着します。広口エンマで圧着したり、ハンマーで押さえます。縫い代線を入れます。縫い代線に合わせて菱目打ちで穴を開けます。糸先をほぐし、ろうを塗って糸に針を通します。穴を開けたところに手縫いをします。ニッパーなどで糸を切り、面取りをします。色を入れて、コバを磨き、感性です。 レザーの染め方染料には水で溶く染料やアルコールで溶く染料があります。ペースト状の染料もあります。水で溶く場合、革を水で塗らしておきます。染料を5倍程の水で薄めて染料を塗ります。5回程繰り返し、染めます。レザーバインダーを塗り、変色を防いで仕上げ効果を高めます。レザーコートを塗ると表面がつるつるになります。 レザーカービングカービングとは、革に凹凸をつけることを言います。まず、カービングのパターンをトレーシングペーパーに写します。パターンは書店などに図案集があります。次に、革を湿らせて、防水用にラップをのせます。トレーシングペーパーをのせて鉄筆でトレースします。スーベルカッターで、トレースした革のラインをカットします。パターンのバッググラウンド部分に刻印をあて、ハンマーで叩いて潰します。カットしたラインに沿って、ベベラというへらで刻印を施します。ベベラを打つと浮き上がった感じになります。カモフラージュ・ベインなどのデコレーションパートを施します。シェードを施します。柄に奥行が生まれます。更にいくつかの刻印を施し、デコレーションカットという、流れの強調線を入れ、できあがりです。 レザーのお手入れ皮革は長期間放置すると硬化します。硬くなるとひびが割れて使用できなくなることがあります。そのため、保護剤を塗ります。また、高い湿度や汚れによってカビが発生することもあります。革のコラーゲンが変性してしまうので、火の近くには置かないようにします。 レザークラフトの教室レザークラフトの教室では、ウォレットやバッグ、キーケースなどが作れます。体験教室では短時間で作れる名刺入れなどが作れます。レベルに合わせた教室があり、講師を目指す人の教室もあります。全く初めての人が回数を重ねるごとに腕を上げていきます。道具を揃えるのが大変で敷居が高く感じる、たくさん投資しても意思が弱くて続けられるか心配、といった人にも、周りの良い刺激を受けて続けられそうです。 レザークラフトのオンラインショップレザークラフト・ドット・ジェーピーとても見やすく、種類が豊富なお店です。キットも安価です。厚さやグレードが選べます。 レザークラフトHEARTハンドメイドのレザー商品を扱うお店です。男女問わず持てるアイテムです。大量生産をしないこだわり、独自のデザインに好感を持てます。レザークラフト教室もあります。 すずらんレザークラフトの材料が総合的に購入できるオンラインショップです。表パーツと裏パーツを合わせて小物が作れるのが面白いです。 |
| スポンサードリンク |